「勤怠差異」では、「基準時刻との差異」と「打刻とログの差異」の2つを確認できます。
基準時刻との差異
出退勤予定時間などのスケジュール時間と勤務時間を比較し、乖離している従業員を確認できます。乖離が大きい場合、未申請残業時間が発生していることが考えられます。
比較した差異は「過少」時間として、集計されます。「過少」とは、スケジュール時間と打刻などの時刻が乖離し、勤務時間が少なく集計されている可能性があることを意味しています。
「基準時刻」とは、以下を指します。
始業
(1)出勤予定時間のみであれば”出勤予定時間”を基準時刻とする。
(2)出勤予定時間と勤務開始刻限がある場合は”勤務開始刻限”を基準時刻とする。
(3)出勤予定時間と勤務開始刻限の間に出勤打刻がある場合は”出勤打刻”を基準時刻とする。
終業
(1)退勤予定時間のみであれば”退勤予定時間”を基準時刻とする。
(2)退勤予定時間と勤務終了刻限がある場合は”勤務終了刻限”を基準時刻とする。
(3)退勤予定時間と勤務終了刻限の間に退勤打刻がある場合は”退勤打刻”を基準時刻とする。
図解(1)
図解(2)
図解(3)
基準時刻は、「打刻」「PCログ」「入退室」いずれかの任意の時刻と比較します。
勤怠差異トップ
画面左:グラフ
表示している「所属」「雇用区分」での、表示月を含めた過去3ヶ月の差異合計時間を表しています。
画面右:表
「”基準時刻との差異”の設定」で設定している閾値を超える差異が発生した人数や、差異の平均・合計時間などの詳細を確認できます。
画面左上:歯車のマーク
こちらをクリックすると、「”基準時刻との差異”の設定」画面に遷移します。
「見たい差異」で、基準時刻と比較する時刻を設定します。「PCログ」はKING OF TIME セキュアログインのデータ、もしくは、CSVデータアップロードしたデータを使用します。「入退出」はAPI連携できないため、CSVデータアップロードしたデータのみを使用します。
また、閾値は出勤時と退勤時それぞれの閾値が設定できます。閾値の設定は、企業一括ではなく所属・雇用区分ごとの設定も可能です。
年間推移
年間の差異時間をグラフと表で確認できます。表示「所属」「雇用区分」を絞ることで、所属や雇用区分別にも確認できます。
なお、表には、その月の合計差異時間と「閾値」を超えた人数が表示されます。表の右側「合計」にカウントされている人数は、重複した従業員はカウントされません。
(例)
Aさんは「4月」と「5月」に「閾値」を超えた差異が発生した。
Bさんは「4月」のみ「閾値」を超えた差異が発生した。
→合計人数は、2人としてカウント
画面右上のスイッチャーで、「打刻とログの差異」の画面に切り替えられます。
個人別一覧
表示月のログ時間や勤怠時間など、個人ごとに確認できます。いずれかの従業員の行をクリックすると、より詳細な内容が確認できます。
表の左上にあるチェックボックスで、表の右2列「始業前」「終業後」項目の、表示/非表示を切り替えられます。
「在社時間」項目では、「”基準時刻との差異”の設定」の「見たい差異」で選択した、いずれかの差異の月間累計を集計します。
個人別詳細
「個人別一覧」画面で行をクリックすると、その従業員の日ごとの「基準時刻との差異」が確認できます。
「始業時」「終業時」では、基準時刻と比較項目の時刻を表示しています。
比較項目が「打刻時刻」の場合は時計のマーク、「PCログ」の場合はノートPCのマーク、「入退出」の場合は人のマークが表示されます。
詳細を確認したい日をクリックすると、画面下半分にバーチャートが表示されます。
①スケジュール時刻、打刻時刻、ログ時刻が表示されます。
「入退出との差異」を見る設定にしている場合は、入退出時刻も表示されます。
バーチャート
緑……ログイン状態が継続している場合
黄……無操作の時間帯(ロックからロック解除までの時間)が10分以上続いた場合
緑色の▼
基準時刻を表しています。
②取得されたログの詳細情報が確認できます。
打刻とログの差異
出退勤打刻時刻とPCログ時刻の集計値や差異を表示することができます。
KING OF TIME セキュアログインのログ時刻を使用する場合、KING OF TIME セキュアログイン のログ時間をKING OF TIME(勤怠管理)の出退勤時間として連携していないことが条件となります。
※ 「KING OF TIME セキュアログイン」の ご利用希望の場合は、こちらよりお申し込みください。
KING OF TIME セキュアログインのログ時刻を使用する場合、
「KING OF TIME」と「KING OF TIME セキュアログイン」を打刻連携することはできかねます。
「KING OF TIME」は他の認証機器にて打刻を行ない、
「KING OF TIME セキュアログイン」でPCへのログオン/ログオフのログ時間を取得します。
「データアップロード」より、CSVデータでPCログデータをアップロードすることも可能です。
PCでの実際の作業時間と出退勤打刻時間の差異や、差異の平均値が確認可能です。出退勤打刻時間だけでは、確認できないサービス残業の実態が把握できます。
勤怠差異トップ
画面左:グラフ
表示している「所属」「雇用区分」での、表示月を含めた過去3ヶ月の差異合計時間を表しています。出勤前(ログ→出勤)、出勤後(出勤→ログ)、退勤前(ログ→退勤)、退勤後(退勤→ログ)のそれぞれを確認できます。
画面右:表
環境設定 > 基準値設定 > 「キャンセル閾値」に設定している閾値を超える差異が発生した人数や、差異の平均・合計時間などの詳細を確認できます。
画面左上:歯車のマーク
こちらをクリックすると、「”打刻とログの差異”の設定」画面に遷移します。
閾値は出勤時と退勤時それぞれの閾値が設定できます。閾値の設定は、企業一括ではなく所属・雇用区分ごとの設定も可能です。
年間推移
年間の差異時間をグラフと表で確認できます。表示「所属」「雇用区分」を絞ることで、所属や雇用区分別にも確認できます。
なお、表には、その月の合計差異時間と「キャンセル閾値」を超えた人数が表示されます。表の右側「合計」にカウントされている人数は、重複した従業員はカウントされません。
(例)
- Aさんは「4月」と「5月」に「キャンセル閾値」を超えたログが発生した。
- Bさんは「4月」のみ「キャンセル閾値」を超えたログが発生した。
→合計人数は、2人としてカウント
個人別一覧
表示月のログ時間や勤怠時間など、個人ごとに確認できます。いずれかの従業員の行をクリックすると、より詳細な内容が確認できます。
表の左上にあるチェックボックスで、「出勤前」「出勤後」「退勤前」「退勤後」項目の、表示/非表示を切り替えられます。
個人別詳細
日ごとのログと打刻時刻、差異時間が確認できます。
「出勤時 打刻/ログ開始」「退勤時 打刻/ログ終了」では、打刻とログのどちらが先に行なわれたのかと、それぞれの時刻を表示しています。ノートPCのマークは「ログ」を、時計のマークは「打刻」を表しています。
詳細を確認したい日をクリックすると、画面下半分にガントチャートが表示されます。
①スケジュール時刻、打刻時刻、ログ時刻が表示されます。
バーチャート
緑……ログイン状態が継続している場合
黄……無操作の時間帯(ロックからロック解除までの時間)が10分以上続いた場合
②取得されたログの詳細情報が確認できます。